団塊ジュニア世代が覚えておきたい【プレ介護】5つの心得

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コンニチハ!
団塊ジュニア世代ド真ん中の@100nasuです(^^)

なんとな〜く日本語として言葉のノリが軽い団塊ジュニア世代ですが(笑)、そろそろ両親・義両親の介護がチラチラと視野に入ってくる方も多いのではないでしょうか?

具体的に今すぐ「ヘルプミー!」という感じでは無いけれど、将来に対するモヤ〜っとした不安というかプレッシャーというか・・・。

本日のブログでは、そんなモヤ〜っとした状態を「プレ介護」と名づけて、自分なりに心がけていることをシェアしたいと思います。

「高齢になってきた親のことが心配」
もしくは
「最近親についガミガミ言ってしまう」
といった、他の団塊ジュニア世代の方の参考になれば幸いです〜☆

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【心得その1】本人が傷つかないこと

まず私が第一に心がけているのは
本人が傷つかないこと
です。

ここで言う本人とは、自分の親や義両親など、いわゆる被介護者(正確には「被プレ介護者」)ですね。

この「本人が傷つかないこと」を日々実現出来ていれば、プレ介護としてはまぁ半分成功しているかな〜と勝手に思っています。

「転ばないこと」「賞味期限切れのモノを食べないこと」「脱水症状にならないこと」等など、ある程度高齢になると気をつけなければならないコトが色々あります(もちろんこれらは若い人にとっても大事ですが、高齢者の場合はたとえば「転倒→骨折→入院→寝たきり」など、深刻化する可能性がグッと高まります)。

とにかくこの「本人が傷つかないこと」をどかんとコアに据えて毎日を過ごすと、他の細かいことがあまり気にならなくなるので、介護者側の精神衛生上も良いかと思います。

【心得その2】他人を傷つけないこと

次に大事なのは
他人を傷つけないこと
です。

なんだか物騒な印象をもたれそうですが、これは別に刃物を振り回すとか他人に殴りかかるとかそういう危険性のコトを言っているのではありません(もちろんそういう症状で悩んでいる介護者の方もいらっしゃるとは思いますが・・・)。

私が言いたいのは
ちょっと常識はずれのように思える行動も、他人を傷つけていなかったらまぁいいんじゃないの〜?
という悟り(?)の心境でいようというコトです。

具体的に言うと、数年前に実の父親が入院した際、お風呂に入りたがらなくてもの凄〜くヤキモキした経験があります。

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私が言ってもダメ。
母が言ってもダメ。
看護師さんが言ってもダメ。

「も〜、どうしたら良いの〜/(≧□≦;)\」
と病室でパニック寸前だったのですが
「・・・まぁ、別にお風呂に入らなくても死なないか・・・┐(´Д`)┌」
と開き直ってからは、もの凄〜く気持ちがラクになりました
(ちなみに父は今では普通に1人でお風呂に入っています)

別に満員電車に乗るワケでもないし、髪ボサボサ、髭ボーボーでも他の皆さま許してチョ〜という感じ(笑)。

「本人が傷つかないこと」
「他人を傷つけないこと」
と、この2つを達成出来れば、プレ介護としてはもう8割がた成功と言って良いのではないでしょうか。

【心得その3】頼れるものには頼ること

3つめの心得は
頼れるものには頼ること
です。

親世代が高齢になってくると、親思いで優しい人ほど
「私が(オレが)なんとかしなくては・・・!」
とアレコレ頑張っちゃうと思うのですが、親の介護は長丁場

頼れるものには頼って、息切れしないように、疲弊しないように、長〜く親に伴走するコトも大事だと思います。

私の場合、具体的にはケアマネさん、ヘルパーさんに実家に来ていただき、両親の様子を見てもらっています。

ぶっちゃけて言うと、今のところケアマネさん、ヘルパーさんが居なくても両親の生活は成り立つかな〜とも思うのですが、やはり介護のプロとの繋がりがあるとメチャクチャ心強いです。

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あと、ハウスクリーニング業者や家事代行サービスなども、とても頼りになります。
(私はトイレとキッチンの掃除をプロに依頼したコトがありますが、見違えるようにキレイになって本当に感動しました!素人がいくら頑張ってもあの仕上がりは無理な気がします。やっぱりその道のプロはスゴイ!)



【心得その4】自分にしか出来ない役割に集中すること

4つめの心得は
自分にしか出来ない役割に集中すること。

これは【心得その3】とも少し関係していて、
「頼れるものには出来るだけ頼って、浮いたリソースを自分にしか出来ない役割に投資しよう!」
というコトです。

例えばですが、生活支援をしてくれるヘルパーさんに家の中の掃除を依頼することは出来ますが、庭の手入れは依頼することは出来ません(記事執筆時現在)。
なので、もし可能であれば日常的なお掃除はヘルパーさんにすべてお任せして、家族である自分は庭の草木に鎌と高枝切り鋏で立ち向かう・・・みたいなイメージです。
(私も実家に帰省するたびにジャングルと化した庭の木々と格闘しています(^^;) 枝が伸びすぎるとご近所にご迷惑をお掛けする場合があるので、必要最低限の庭の手入れは必須かなと)

その他にも
・笑顔で穏やかに接すること
・お金の管理

など、家族である娘(息子)だから出来ること、やって価値があることがたくさんあると思います。

よく寝ること

最後に紹介する心得は
よく寝ること
です。

地味ですけれど、一番大事なコトかもしれません。

歳の離れた高齢者と話すというのは、たとえ自分の親であっても(いや、自分の親だからこそ???)かなりエネルギーが必要です。

・同じ話を何回も繰り返す
・結論が見えないまま延々と続く
・話が唐突に飛ぶ
等など・・・心当たりがありませんか(笑)?

そんな高齢者の話に
「ウンウン・・・そうなんだ〜(^^)」
と穏やかに相槌をうつためには、自分の心に余裕がある必要があります。

そして、そんな風に自分の心に余裕を持つためには、しっかり寝て自分のコンディションを整えておくことが欠かせません。

まとめ

以上
団塊ジュニア世代が覚えておきたい【プレ介護】5つの心得
でした。

介護のド素人が普段心がけていることをツラツラ書いただけですが、何か参考になる点が一つでもあれば幸いです。

そして、ここで書いたのはあくまでも「プレ介護」の段階の話なので、「ガチ介護」(オムツ交換や、床ずれを防ぐための体位交換が必要な段階)の心得に関しては、他の経験者の方の記事を待ちたいと思います。

他の団塊ジュニア世代の皆さま、頑張りすぎず、頑張りましょう〜(^▽^)/

穏ヤカニ、穏ヤカニ・・・。


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