今回のブログでは、前回紹介した「ダイアローグベーシック1200」の具体的な進め方の一例をご紹介します!
テキストの進め方というのはもちろん人によって違っていて全然いいワケですが、私自身が最初に買った「DUO3.0」の進め方について迷ったり遠回りした経験から、「ダイアローグベーシック1200」の進め方をなるべく具体的かつ丁寧に書いてみました。
「英会話をこれから始めてみたい・・・!」
という方の参考になれば幸いです(^^)
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まずは自己紹介がてら、ブログ筆者である@100nasu自身の「英語力」「英語学習遍歴」「英語学習環境」についてまとめておきます。
興味のない方はこの項目は飛ばして次の項目から読み始めてください(^^)
・英語力
TOEICや英検は受けたことがないので、具体的なスコアみたいなのは分からないのですが(汗)、オンライン英会話レアジョブ英会話のスピーキングテストではレベル6(中級者)という結果でした(レベル1が初級、レベル10が上級)。
日本生まれの日本育ちで、海外経験はツアー旅行で英語圏に数回程度。
大学受験で受験英語は勉強しましたが、仕事などで使ったことはありません。
・英語学習遍歴
30代後半で「英語が話せるようになりたい!」と思い、独学で英語学習を始めました。
「DUO3.0」「一億人の英文法」「瞬間英作文」などをコツコツやりつつ、オンライン英会話もやりました(現在は休会中)。
・英語学習環境
私の英語学習は音読中心なので、カフェなど他の人のいるところでは出来ません。
なので、自宅の一室を英語部屋(?)として使用しています。
・・・とまぁこんなカンジで、英語力としては中級者の入り口にようやく立ったぐらいでしょうか。
この記事はそんな人間が日々どんな風に英語学習に取り組んでいるかの記録でもありますね。
「ダイアローグベーシック1200」の1周目は、聞き取れない単語を確認しつつ音読していきます。
具体的な手順は以下のような感じです。
・手順その1
全神経を集中させてCDのダイアローグを一つ聞く。この時テキストは見ない。回数としては2〜5回ぐらい。その際、聞き取れなかった音をカタカナでも良いのでメモしておく。
・手順その2
テキストを見ながらCDを聞いて、聞き取れなかった単語の答え合わせをする。2回ぐらい聞いて、自分が聞き取れなかった単語が実際には何と言っているか分かればOK。
ちなみに具体例をあげると、私の場合は「ダイアローグ38、Dentist」に
Are you able to see the dentist at the scheduled time?
(約束の時間に歯医者に診てもらえるの?)
という文が出てくるのですが、”scheduled time?”の部分が何度聞いても「セッチューオンタイム?」にしか聞こえなくて「???」となりました(^^;)
最初は1つのダイアローグの中に聞き取れない単語がいくつもあってショックを受けるかもしれませんが
「それだけ自分には伸びしろがあるんだ!」
と思って頑張ってください☆
・手順その3
テキストを見ずにCDを聞いて、最初に聞き取れなかった音が聞き取れるか試してみる。回数の目安としては2回ぐらい。
・手順その4
ゆっくりで良いのでテキストを音読してみる。最初はつっかえたりして上手く読めないことも多いがヘコまずにとにかく声に出して英文を読む。回数の目安は5〜8回ぐらい。英文が口に馴染むまで、同じダイアローグを繰り返し音読する。
「ダイアローグベーシック1200」の2〜4周目は、音声を確認しつつひたすら音読していきます。
・手順その1
テキストを見ずにCDを聞いて、すべての単語が聞き取れるか確認する。回数の目安は1〜2回。
・手順その2
テキストを見ながらCDを聞く。「手順その1」で聞き取れなかった単語は特に注意して聞く。回数の目安は2回ぐらい。
・手順その3
口に馴染むまでテキストを音読する。回数の目安は5回ぐらい。
ここで注意事項なのですが、テキストの1周目の途中で必ず2周目をスタートさせてください!
「ダイアローグベーシック1200」は
・ステージ1(60ダイアローグ)
・ステージ2(60ダイアローグ)
・ステージ3(51ダイアローグ)
と、全部で171個のダイアローグから構成されています。
「まずはテキストを最後までやってみる!!!」
と1周目のやり方だけでどんどん進めると、最初の方のダイアローグをすっかり忘れてしまいもったいないので、だいたい15〜30ダイアローグぐらいまで進んだら、2周目を同時進行で開始してください。
「ダイアローグベーシック1200」の5周目は、左ページのダイアローグだけでなく、右ページの見出し語、例文、派生語なども音読します。
・手順その1
「2〜4周目」と同じ要領で、左ページのダイアローグを「テキストを見ずにCDを聞く」→「テキストを見ながらCDを聞く」→「テキストを見ながら英文が口に馴染むまで音読する」。
・手順その2
右ページの見出し語、例文、派生語なども、口に馴染むまで音読する。またその際、発音やアクセントなどが分からなければweb辞書などで調べ、正しい音を聞くようにする。
ちなみに、私はweblioをメインの辞書として使っていて、サブの辞書としてCambridge Dictionaryを使っています。
独学で音読中心の学習をする場合、つねに正しい発音を意識する必要があるので、紙の辞書だけを使用するのはオススメ出来ません。
ここでまたまた注意事項です!
英語学習を始めた頃はやる気に満ち溢れていて
「早くこのテキストを終わらせたい!」
という気持ちがあるかと思いますが、まずはステージ1(60ダイアローグ)だけで5周するのを目標にしてください。
英語学習というのは「覚える」と「忘れる」の競争で、頭の中の短期記憶のエリアに放り込んだ「英語の知識」を、コツコツを「長期記憶」の倉庫に積み上げていかなければなりません。
そのためには「完全に忘れてしまう前にもう一度その単語(表現、英文)に触れる」というのが重要で、「ダイアローグベーシック1200」の場合でいえば、一つのダイアローグに対して学習の間隔が何ヶ月も空いてしまうのはとてももったいないです。
なので、まずはステージ1だけで5周を目指してください☆
「ダイアローグベーシック1200」の6〜9周目は、音声を確認しつつひたすら音読していきます。
具体的な手順は「2〜4周目」と同じ。
ここまでくると、下の図のように異なる周回数のダイアローグを複数同時に進めるようになっているはずです。
イメージとしては童謡を輪唱しているようなカンジですね。
複数の「しおり」を使うのはもちろんですが、私はテキストに「正」の字を書き込んで周回数の管理をしています。
テキストに書き込みをするのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、1冊のテキストをしっかりやり込むと、最後には人前に出すのが恥ずかしいぐらいヨレヨレかつ手垢で真っ黒になります・・・(//ω//;)
ぜひ「正」の字を書き込んでみてください。
「ダイアローグベーシック1200」の10周目の進め方は5周目と同じで、左ページだけでなく右ページの見出し語、例文、派生語なども音読します。
もし本当にここまで実践出来たなら、最初の頃よりもずっとスムーズにダイアローグを音読することが可能になっているかと思います。
そろそろ他のテキストに浮気したくなってくるかと思いますが、よろしければもう少しお付き合いください・・・!
「ダイアローグベーシック1200」の11〜14周目の進め方は6〜9周目と同じで、音声を確認しつつひたすら左ページのダイアローグを音読していきます。
ここまでブログを読んでくださった方は
「まだ音読するの〜Σ(@ε @;|||」
と呆れているかもしれませんが、書いている本人も
「こんなに音読してきたのか・・・Σ(@ε @;|||」
とビックリしています(笑)
途中、もしモチベーションが下がって一週間ぐらいテキストを開かない期間があったとしても、何事もなかったかのようにしれっと再開させてください。
「ダイアローグベーシック1200」の15周目の進め方は、今までとはちょっと違っていて、日本語訳を見ながら英語でダイアローグを書いてみます。
具体的な手順は以下の通り。
・手順その1
テキストを見ながらCDを1回聞く
・手順その2
テキストを見ながらダイアローグを音読する(1〜2回)
・手順その3
ダイアローグの英文を隠しながらセリフ1回分づつを書いてみて、その都度答え合わせをして赤ペンで修正する
・手順その4
赤ペンで修正した英文を音読する(3〜5回)(重要!!)
・手順その5
英文を隠しながらダイアローグをまるまる1つ分書いてみて、その後答え合わせをして赤ペンで修正する
・手順その6
赤ペンで修正した英文を音読する(3〜5回)(重要!!)
・手順その7
英文を隠しながら、スムーズにダイアローグ全体が言えるようになるまで何度もセリフを声に出す
同じダイアローグを何十回も音読すると内容も完璧に分かるし音読もスラスラ出来るので
「もうマスターしたわ〜(余裕♪)」
というカンジになると思うのですが、いざ日本文を見て英文を書こうとするとこれがビックリするぐらい記憶があやふやで何度もペンを持つ手が止まってしまいます。
ここで個人的に一番重要だなと思うのが「自分が書けなかった(間違えた)箇所を確認しながら音読する」という工程。
赤ペンで修正した部分には「分かったつもりだったけれどもいざ言おうとして言えなかった表現」がギッシリ詰まっていて、ある意味宝の山です。
「ダイアローグベーシック1200」の16周目は、日本語訳を見ながら英語でダイアローグを声に出してみます。
忘れたりつっかえてしまう箇所があるかもしれませんが、それでも15周目に比べるとかなり負荷が軽く感じられるのではないかと思います。
スムーズにダイアローグ全体を言えるようになるまで何回か声に出してみましょう。
ここで念の為の「注意事項その3」です。
15周目の途中で16周目をスタートさせましょう。
私は今まさにこの工程に取り組んでいる真っ最中なのですが、今まで行ってきた単に音読する時よりも、より間を空けずにスタートさせた方がグッと楽に進められる気がします。
自分の脳の記憶分野に連続波状攻撃を仕掛けるイメージで、畳み掛けるように
「うおりやぁぁ〜っ!!」
とダイアローグを声に出して英語を脳に染み込ませるワケです。
やればやるほど負荷は軽くなっていくので、ここが踏ん張りどころと言えるかもしれません。
「ダイアローグベーシック1200」の17周目以降は、タイトルを見ただけでダイアローグを暗唱出来る状態を目指します。
「それってつまり暗記するってこと???」
と思われるかもしれませんが、私の認識はすこし違っていて、暗唱出来る状態になるということは英語の表現を内在化させることだと考えています。
まだ私も17周目に突入したばかりなのであまり偉そうに言えないのですが(汗)、「ダイアローグベーシック1200」に掲載されているダイアローグをすべて暗唱出来るようになったら、英語を話すのがものすごくラクになると思います!
以上
「ダイアローグベーシック1200」の具体的な進め方
でした!
長いブログになってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございます☆
「ダイアローグベーシック1200」はとても良いテキストだと思うので、興味のある方はぜひ手にとって見てみてください!
上級編として「ダイアローグ1800」というテキストも出版されており、「ダイアローグベーシック1200」が終わったらコチラを始めるつもりです。
100nasuノ1日ハ音読ニ始マリ音読ニ終ワル・・・。