ブログをお読みの皆さまは、失神ってしたことありますか?
意識を失って、バターンと倒れちゃう、あれです。
本日のブログでは、数年前に@100nasuが海外の空港でバターンとド派手に(!?)ブッ倒れた話と、その後に起こった映画みたいな出来事について書いてみたいと思います。
この記事が、どこかの誰かの心に届きますように・・・(^人^)
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今回、ブログで失神の話を書こうと思ったのは、桃音さん(@momonestyle)のコチラの記事がきっかけです。
センター試験会場に着くまで不安で押しつぶされた珍事件。プレッシャーに打ち勝つために大事なこと | ももねいろ
私は桃音さんのこの記事を読んで、勇気づけられたというか、気持ちがチョッピリ楽になりました(^^)
長い人生、失敗するコトもあるし、格好わるいコト、気まずいコトも色々ありますよネ。
自分のそんな体験談を公開することで、どこかの誰かの気持ちがチョッピリ楽になったら良いな〜と思い、私も勇気を出して記事を書いてみるコトにしました☆
桃音さん、素敵な記事をありがとうございます(^^)
まず事の発端は「家族でラスベガス旅行に行こう!」という計画から。
ここで言う家族とは
・私
・私の夫
・私の父
・私の母
の合計4人です。
日本から添乗員さんが同行してくれる、大手旅行会社のツアー旅行に参加しました。
ここまでは何の問題も無し!
イエ〜イ!ラスベガス〜♪
Bill Abbott via Compfight
というワケで、成田空港からロサンゼルス行きの飛行機に乗ったのですが・・・途中で機内の様子が急に慌ただしくなりました。
もしかして、英語で「お客様の中にお医者様はいますか?」ってアナウンスしてる???
(当然ですが、当時は今よりももっともっと英語が出来ませんでした(汗))
だ、大丈夫かしら〜(((( ;°Д°))))
結局、急病の方をいち早く病院に搬送するため、飛行機はいったんハワイの空港(ホノルル空港?)に立ち寄るコトになりました。
「飛行機に乗って外国に行く」
というだけでもドキドキなのに(笑)
「急病の人が出て緊迫した機内の雰囲気に緊張」
「飛行時間が予定よりものびて疲労困憊」
という悪条件が重なったワケです。
長い道中でしたが、機内ではほとんど眠れませんでした。
(後で知ったのですが、急病の方は同じツアーに参加された方でした。回復して、その後ツアーに無事合流されました。良かった〜\(^▽^)/)
そしてやっと着きましたよロサンゼルス国際空港!!
当時の私は「マンツーマンの英会話スクール」(40回ぐらい?)を終えたばかりで、
「高い授業料を払って英会話スクールに通ったんだから、ちょっとは英語が出来るところを家族に見せなくちゃ・・・(・ω<)☆」
とハリキっていました。
今の私だったら
マンツーマン英会話を数ヶ月やったくらいで英語が話せるんだったら苦労しない!
とハッキリ言い切れるのですが、当時はまだ若かった(笑)
「ドキドキ」「緊張」「疲労困憊」「寝不足」の上に、さらに「良いところを見せてやろう」という虚栄心が加わったワケです。
夫と一緒に入国審査に臨んだのですが、まぁ担当してくれた審査官がよく喋るコトo(@.@;)o
(夫は特に英語が得意なわけではありません)
私も「英語が出来る人」と思われたくて、ついつい
「アハ〜ン?」
などと知ったかぶりで返事を続けてしまったせいか、なかなか入国審査が終わらない〜(涙)
そのうち私の背中を尋常ではない量の冷や汗が流れ始めました。
入国審査のカウンターに置いた手のひらがスーッと冷たくなっていきます。
(アララララ・・・っ!?ヤバい!平常心!平常心!!)
そう思えば思うほど、身体中の血がグーッと下の方に下がっていって、周囲の音が遠ざかっていきました。
目の前の入国審査のお兄さんが喋っているのは見えますが、もう何を言っているのかはまったく聞こえません。
その時の私は、夫に言わせると
「眼の焦点が合っていなかった。ガタガタ震えていた。名前を呼んでも反応がなかった。」
だそうです(^∀^;)ゞ
いやはや・・・。
そして次の瞬間、気が付くと目の前にはパスポートやら飛行機のチケットやらが散らばっていました。
完璧に気を失って倒れちゃったワケですネ(汗)
「nasuちゃん!nasuちゃん!大丈夫!?」
という夫の声を聞きながらオロオロと落としたモノを拾っていると、どこからともなくオフィス用の椅子が登場。
そして椅子を持ってきた係員(入国審査の人とはまた別)の男性が手振りで
「座りなさい、座りなさい」
と言ってくるんですよネ。
「ハ、ハァ・・・」
と言われるがままに椅子に座ると、そのままゴロゴロと椅子ごと運ばれていきます。
もう
「ちょっとは英語が出来るところを見せなくちゃ・・・(・ω<)☆」
どころの話ではありません(涙)
入国審査のカウンターを過ぎた広いスペースのところまでゴロゴロと椅子で運ばれ、運んでくれた係員の人と
「大丈夫か?怪我はしていないか?」
「オーケーオーケー。サンキューベリーマッチ。」
的な会話をしていると・・・今度はストレッチャーがやって来ました!
海外ドラマの『救急救命室ER』で何回も見た光景o(@.@)o
「大丈夫です!緊張して気分が悪くなっただけで・・・!」
「本当に?薬をなにか服用しているのでは?」
「薬は飲んでいません!私、健康体です!普段はスポーツジムに通ったりとか・・・私、健康です!」
いや〜、もうこの時は必死でしたネ。
言葉の分からない異国の地で家族と(というか、ツアーの添乗員さんと(笑))離れるワケにはいかないと、あらん限りの英語力を駆使して「大丈夫です!」アピールをしました。
もちろん空港内で人が倒れたのですから、病院(空港内にある?)に運んで検査をするのはごく自然な流れだと今は思うのですが、まぁ半分パニック状態だったんですネ┐(´Д`)┌トホホ・・・
Diego Torres Silvestre via Compfight
「(ストレッチャーに)乗れ!」
「(ストレッチャーに」乗らない!」
という押し問答(?)を繰り返しているその時、ツカツカツカ・・・とこちらに近づいてくる人影がありました。
金髪の背の高い女性でした。
記憶がちょっとぼんやりとしていますがもの凄い美人だったような気がします。
その人は
「大丈夫ですか?」
的な言葉とともに、封を開けていないミネラルウォーターを私に手渡すと、ニッコリ笑ってそのまま立ち去って行きました。
入国審査を終えて出てきた旅行者のようです。
(ま・・・まるで神様みてぇな人だ・・・。・゚・(ノ∀`)・゚・。)
本当に、立ち去っていく後ろ姿が映画のワンシーンのようでした。
ミネラルウォーターを飲んで人心地がついた私は、その後なんとかストレッチャーを運んできたスタッフを説得することに成功(?)し、無事家族と一緒にラスベガスに向かうことが出来たのです。
今でも時々ミネラルウォーターの美女のことを思い出しては
「逆の立場になった時、私は何が出来るだろう?」
と考えています。
もしも目の前で、人が倒れたら?
「封を開けていないミネラルウォーター」なんて気の利いたモノは持っていないにしても、目の前の困っている人に何かを差し出せる?
そもそも「大丈夫ですか?」と声を掛けることが出来る?
行きの飛行機で急病人の方が出て、着いた空港で私が倒れてしまったように、そういうトラブルというか災難は、いつ誰に起こってもおかしくないんですよネ。
家族には心配を掛けてしまいましたが、とても良い教訓を得ることが出来た旅でした。
(空港の関係者の皆さまにも感謝!お騒がせしました〜(^^;))
以上
海外の空港で失神&ミネラルウォーターの美女の話
でした。
チョッピリ格好悪くて情けないエピソードではあるのですが、そんな気の弱い部分も含めて私自身なワケですし、
「海外で体調を崩したら大変なコトになる(汗)」
というストレッチャーにビビッた経験があるからこそ、英語学習が続いているのかも!?
海外での
「情けないエピソード」
「悔しい思いをしたエピソード」
はまだ他にもあるので、また別の機会にご披露します(笑)
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